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Clineをチームで使う前に:Auto Approve・MCP Marketplace・.clinerulesを分ける基準

Clineをチームで使う前に:Auto Approve・MCP Marketplace・.clinerulesを分ける基準の要点をタイトルと確認軸で示すアイキャッチ

3行まとめ

VisualCline導入の5つの承認読む、編集、実行、browser、MCPを分けます。
Read

workspace内のreadから始める。

Edit

project filesに限定して開く。

Command

safeとallを分けて扱う。

MCP

toolごとに配布元と権限を見る。

Clineは、どこまで無確認にするかを細かく決めるagentです。

  • Clineは、read、edit、command、browser actions、MCP toolsを細かくAuto Approveできます。便利ですが、最初から全部を無確認にしないことが大事です。
  • 初回はread-only寄りで始め、edit project files、safe commands、all commands、browser、MCP toolsを別々にreviewします。特にall commandsとworkspace外編集は強い権限として扱います。
  • MCP Marketplaceやremote MCP serverは、配布元、実行権限、credential、削除手順を見ます。.clinerules はtool選択とteamの作業基準を明文化するために使います。

本文の事実確認には、Cline公式docsのAuto Approve、MCP configuration、MCP Marketplace、remote server、CLI interactive mode、SDK permission handling、Cline GitHub repositoryを使っています。Xで見かけるCline、auto-approve、MCP marketplace、.clinerules への投稿は需要シグナルとして扱い、本文の根拠にはしていません。

この記事でわかること

Visual導入前に決める項目チームで迷いやすい判断です。
Approve

自動承認する範囲を決める。

Rules

.clinerulesに置く基準。

Marketplace

MCP serverの配布元を確認。

Remote

remote MCPの信頼を確認。

先に承認境界を決めると、自動化してよい操作が見えます。

  • ClineのAuto Approveをread/edit/command/browser/MCPで分ける考え方
  • read all files、edit all files、execute all commandsを初回から避ける理由
  • MCP Marketplaceとremote MCP serverを導入前に見る観点
  • .clinerules に置く作業基準とMCP rulesの使い方
  • CLI/SDKでauto-approveを扱う時の注意
  • 初週にどこまで自動承認すればよいか

Clineは、AI coding agentとしてeditor、CLI、SDKの形で使えます。特徴的なのは、何を自動承認するかを細かく決められることです。毎回承認する運用も、自動で走らせる運用も選べます。

この記事では、Clineをチームへ入れる前に、承認範囲、MCP server、Marketplace、.clinerules を分けて整理します。

前提知識

Visual公式docsで見る対象この記事で扱うCline機能です。
項目内容見方
Auto Approvetoolごとの承認設定。
MCP外部toolやdata source。
MarketplaceMCP serverを探して導入。
Rulestool選択や作業基準を補助。

Clineの強さは、自律性と承認境界を同時に調整できる点です。

Cline公式overviewでは、Clineをeditor内で動くopen-source AI coding agentとして説明しています。VS Code、Cursor、JetBrains、CLIで使え、MCP serversでdatabase、API、documentationなど外部toolへ接続できます。

Auto Approve docsでは、Clineがfile read、file edit、terminal command、browser actions、MCP toolsなどのtool call前に承認を求め、必要ならカテゴリごとにauto-approveできると説明されています。GitHub READMEでも、file editやterminal commandには承認が必要で、auto-approveを有効にすると自律的に進められると説明されています。

この記事の扱う範囲

項目役割
Auto ApproveClineが承認なしで実行できるtoolカテゴリを決める
Read permissionsproject files、all filesの読み取り範囲
Edit permissionsproject files、all filesの変更範囲
Command executionsafe commands、all commandsの実行範囲
Browser actionsbrowser操作や認証済み画面の扱い
MCP toolsexternal APIやdata sourceを使うtool権限

2026年5月31日時点で公開されているCline公式docsとGitHub repositoryを確認しています。導入時には、利用中のCline version、IDE/CLI、teamのAI tool policy、MCP serverの接続先、secret管理を確認してください。

注意点

この記事は、Clineを全自動で長時間走らせるための記事ではありません。まず承認promptを残し、どの操作を無確認にしてよいかを小さく確認する前提です。

まず5つの承認に分ける

Visual承認分類何を無確認にするかで分けます。
項目内容見方
Readfileを読む範囲。
Editfileを変更する範囲。
Commandterminal commandの実行。
Browserbrowser操作の自動化。
MCPexternal toolの実行。

全部auto-approveではなく、操作カテゴリごとに開きます。

ClineのAuto Approveは、最初に5つへ分けて考えます。

承認内容初期方針
Readfileを読むworkspace内から始める
Editfileを変更するproject filesに限定して試す
Commandterminal commandを実行するsafe commandsだけ慎重に検討
Browserbrowser actionsを実行する初回は手動承認
MCPexternal toolsを使うserverごとにreview

この分類をせずに「auto-approveを入れる」と、何が無確認で実行されるのか分からなくなります。Clineは細かく開けるからこそ、カテゴリごとに決めます。

全部入りで始めない

read all files、edit all files、execute all commandsを同時に開くと、Clineはworkspace外のfileを読み書きし、任意commandを実行できる状態に近づきます。初回導入では避けます。

承認を記録する

teamで使うなら、どのauto-approveを許可しているかをREADME、AGENTS.md、.clinerules、運用docのどこかに残します。個人のlocal設定だけに閉じると、team標準として再現できません。

Read権限はworkspace内から始める

VisualRead権限の段階読ませる範囲を広げすぎません。
Project

current workspace内だけ読む。

All files

system fileまで広がる。

Ignore

secretやprivate fileを除外。

Review

読ませる範囲を定期確認。

readは安全に見えますが、secretやlocal configを含む可能性があります。

Auto Approve docsでは、Read project filesとRead all filesが分かれています。Read project filesはcurrent workspace内、Read all filesはworkspace外のsystem filesやconfig filesまで広がると説明されています。

readは安全そうに見えますが、secret、local config、SSH設定、personal notes、tokenを含むfileが読まれる可能性があります。最初はworkspace内に限定します。

Read権限の段階

段階扱い
manual readClineが読む前に承認する
read project filesworkspace内だけauto-approve
read all filesworkspace外も読むため別review
ignore rulessecretやprivate fileを除外

workspace外は別レビュー

workspace外を読む必要がある場合、なぜ必要なのかを説明します。たとえばglobal configやSDK cacheが必要な場面はありますが、初回から開くものではありません。

Edit権限はproject filesに限定する

VisualEdit権限の境界変更できる範囲を決めます。
項目内容見方
Project filesworkspace内の変更に限定。
All filesworkspace外は原則避ける。
Generated生成物やlockfileを確認。
Reviewdiffを人間が見る。

edit auto-approveは、diff reviewとrollbackを前提にします。

Edit project filesはworkspace内の変更を無確認にできます。Edit all filesはworkspace外の変更まで広がります。チーム導入では、まずeditを手動承認にし、必要になったらproject filesだけを限定的に開きます。

Edit権限で見るもの

観点確認すること
scopeworkspace内か、workspace外か
generated fileslockfile、snapshot、build output
rollbackgit diffで戻せるか
reviewPR前に人間がdiffを見るか

edit all filesは強い権限

workspace外のfile変更は、editor設定、shell profile、SSH config、global package manager設定などに触れる可能性があります。原則としてteam標準では開きません。

判断基準

auto-approve editを開くなら、変更対象をproject filesに限定し、git管理下のdiffとしてreviewできることを前提にします。

Command実行はsafeとallを分ける

VisualCommand承認の段階terminal実行のriskです。
項目内容見方
Safemodelが安全と判断するcommand。
All任意commandを許可する強い設定。
Timeout長時間実行の通知を見る。
Denydeployやsecret表示は除外。

all commandsは便利ですが、最初から開く設定ではありません。

Auto Approve docsでは、Execute safe commandsとExecute all commandsが分かれています。safe commandsはmodelがnon-destructiveと判断するcommand、all commandsは任意commandの実行を許可する強い設定です。

command実行は、agent運用で一番事故りやすい領域です。lintやtestは便利ですが、deploy、rm、chmod、curl、secret表示、package publishなどは強い影響を持ちます。

command承認の段階

段階扱い
manual command初期導入の基本
safe commandslint、test、typecheckなどから検討
all commands原則避け、必要なら別レビュー
deny listdeploy、prod操作、secret表示を禁止

safeを過信しない

safe commandsは便利ですが、model判断に依存します。npm test がpostinstallやscriptを通じて外部commandを走らせることもあります。safe扱いにするcommandは、projectごとに確認します。

Browser actionsとMCP toolsは別レビューにする

Visual追加toolの見方Cline外の操作能力です。
Browser

web操作や認証済み画面。

MCP tools

外部APIやdatabase。

Credentials

tokenやenvを確認。

Audit

tool callの記録を残す。

browserとMCPは、file編集とは別の権限としてreviewします。

Browser actionsとMCP toolsは、file編集やcommand実行とは別の権限です。browserは認証済み画面やweb操作へ近づきます。MCP toolsはexternal API、database、filesystem、cloud service、browser automationなどへつながります。

別レビューにする理由

領域risk
browser actionsログイン済みsession、PII、社内画面
MCP toolstoken、write API、database操作
remote MCP信頼元、network、credential
marketplace server配布元、更新、削除手順

MCP serverは便利な拡張ではありますが、tool権限です。ClineのMCP docsでも、external APIs and servicesへ接続し、custom toolsを追加できると説明されています。

MCP Marketplaceは配布元の信頼で分ける

VisualMarketplace導入の確認点serverを入れる前に見ます。
項目内容見方
Sourceofficial、community、自社server。
Installone-clickかmanualか。
Remoteremote serverは信頼元を確認。
Remove削除と再install手順。

Marketplaceは便利な入口ですが、MCP serverの実行権限も一緒に見ます。

ClineのMCP docsでは、Marketplaceからone-click installできる場合がある一方、manual追加もできると説明されています。Marketplaceは便利ですが、serverの配布元と権限を見ないまま入れないようにします。

Marketplaceで見るもの

観点確認すること
sourceofficial、community、自社server
installmarketplaceかmanualか
credentialsenvやtokenの扱い
toolsread-onlyかwrite可能か
removeuninstallとconfig削除手順

Cline docsでは、server削除時にsettings fileやlocal directoryの両方を確認する話も出ています。うまく消せないserverは、後で管理負荷になります。

remote serverは信頼元を見る

remote MCP serverへ接続する場合、Cline docsは信頼できるsourceであることを確認するよう注意しています。remote serverはlocal commandより楽に見えますが、接続先、認証、data送信、tool実行権限を確認します。

.clinerulesはtool選択と作業基準に使う

Visual.clinerulesに置くものClineへ渡す基準です。
MCP rules

serverの使いどころを明確に。

Project rules

testやreview基準。

Keywords

tool selectionのtrigger。

Boundaries

禁止操作とscope。

.clinerulesは、Clineの自律性をteam基準へ寄せるために使います。

ClineのMCP Marketplace docsでは、.clinerules やcustom instructionsを使い、MCP server activationをkeyword-based triggerで支援できると説明されています。MCP Rulesは、connected MCP serversを機能カテゴリへgroup化し、trigger keywordsで使いどころを明確にできます。

.clinerules は、Clineに「どのtoolをいつ使うか」「このrepoではどう作業するか」を伝える場所です。

.clinerulesに置くもの

種類
MCP rulesdocs調査はdocs server、browser確認はbrowser server
project rulestest command、directory責務、review基準
boundariessecret、prod操作、workspace外編集の禁止
outputPR summary、tests、risksの書き方

AGENTS.mdとの関係

複数agentを使うteamでは、repo横断の基準をAGENTS.mdに置き、Cline固有のtool選択を .clinerules に置くと管理しやすくなります。AGENTS.mdの設計は、チーム向けAGENTS.mdテンプレートでも整理しています。

最小構成の始め方

Visual最初の構成小さく始める形です。
項目内容見方
Read onlyread auto-approveから始める。
Manual editeditは確認付き。
Safe commands限定的に検討。
No MCP初回はMCPなしで確認。

最初は承認promptを残し、何を任せてよいか観察します。

最初は、Clineの承認promptを残します。read-only寄りでrepo理解を試し、.clinerules を1つ作り、editやcommandは手動承認にします。

最初の構成

.clinerules
AGENTS.md

.clinerules にはCline固有のtool選択と作業基準を置きます。AGENTS.mdには、他agentにも共通する禁止操作、test command、review基準を置きます。

初回に開かないもの

  • edit all files
  • execute all commands
  • browser actionsのauto-approve
  • MCP toolsのauto-approve
  • remote MCP serverの無審査導入
  • workspace外read

最初は、Clineが何を読もうとして、何を変更しようとして、どのcommandを実行しようとするかを観察します。

導入初週の進め方

Visual1週間の導入順承認範囲を段階的に広げます。
  1. 1日目

    read-onlyでrepo理解を試す。

  2. 2日目

    .clinerulesを1つ作る。

  3. 3日目

    edit project filesを限定試行。

  4. 5日目

    safe commandsを棚卸し。

  5. 7日目

    MCP Marketplace候補をreview。

初週はauto-approveを広げるより、承認の型を作ります。

初週は、Clineを自律的に走らせる週ではありません。承認境界を作る週です。

やること完了条件
1日目read-onlyでrepo理解を試すread範囲を説明できる
2日目.clinerules を1つ作るtool選択と禁止操作が書かれている
3日目edit project filesを限定試行diffを人間がreviewできる
5日目safe commands候補を棚卸しlint/test/typecheckが分かれる
7日目MCP Marketplace候補をreviewsource、tools、secret、remove手順が分かる

拡大する条件

  • read/editの範囲を説明できる
  • all commandsを開かずに価値が出ている
  • .clinerules が短く保たれている
  • MCP serverごとの権限を説明できる
  • PR前に人間reviewが残っている

この条件を満たしてから、auto-approve範囲を少しずつ広げます。

FAQ

Visualよくある迷いCline導入で詰まりやすい点です。
Auto approve?

readから段階的に開く。

All commands?

初回は避ける。

Marketplace?

配布元とtool権限を見る。

Rules?

tool選択と基準を明文化。

迷ったら、Clineが無確認で何を実行できるかを見ます。

Auto Approveは使わない方が安全ですか

使わない方が単純ですが、作業効率は下がります。初回はread-only寄りで始め、editやcommandは手動承認にし、必要なカテゴリだけ段階的に開くのが現実的です。

Execute all commandsを開いてよいですか

初回導入では避けます。safe commandsでもprojectごとに確認が必要です。all commandsは、sandbox、deny list、review、rollbackが整ってから別レビューにします。

MCP Marketplaceのserverは安全ですか

Marketplaceにあることだけでは判断できません。配布元、tools、credential、read/write権限、削除手順を確認します。remote serverは信頼元とdata送信も見ます。

.clinerulesとAGENTS.mdはどう分けますか

Cline固有のtool選択やMCP rulesは .clinerules、agent横断のrepo基準はAGENTS.mdです。複数agentを使うなら、禁止操作やtest commandはAGENTS.mdへ寄せます。

ClineとContinue.devはどう使い分けますか

Clineはapproval granularityとautonomous agent操作に寄せて考えます。Continue.devはconfig.yamlでmodels、rules、prompts、context、MCP toolsを組み合わせるassistantとして考えます。Continue.dev側はContinue.devをチームで使う前にで整理しています。

参照した主な情報源

  • Cline Docs: What is Cline?

https://docs.cline.bot/introduction/overview

  • Cline Docs: Auto approve

https://docs.cline.bot/features

  • Cline Docs: MCP

https://docs.cline.bot/mcp/configuring-mcp-servers

  • Cline Docs: MCP Made Easy / Marketplace

https://docs.cline.bot/mcp/mcp-marketplace

  • Cline Docs: Connecting to a Remote Server

https://docs.cline.bot/mcp/connecting-to-a-remote-server

  • Cline GitHub repository

https://github.com/cline/cline

次に読むなら

更新履歴

Visual確認と更新の記録Clineは更新されるため確認日を残します。
  1. 2026年5月31日

    Cline公式docsのAuto Approve、MCP、Marketplace、CLI/SDK permission情報を確認して初版を作成しました。

導入時には公式docsと利用中のCline versionを確認してください。

  • 2026年5月31日: Cline公式docsのAuto Approve、MCP、Marketplace、CLI/SDK permission情報を確認し、初版を作成しました。